一部では、例の実験は失敗だったのでは?という
観測があるようです。というのも、生じたエネルギーが少なすぎる
ということによるんだそうですが・・・
核分裂による原子爆弾の場合、ウラン、プルトニウム
2通りの材料があるのだそうですが
ウランは核分裂を起こす同位体を濃縮させるのが
とても難しく、かつ、費用もかかり、必要な量が多い
という欠点と材料がそろえば比較的核分裂が起こしやすい
ため爆弾の構造はシンプルにできるという利点があるそうです
プルトニウムを使う場合、材料は原発があれば
運用しているだけで材料が集まる、核分裂を起こすのに
必要な量がウランの1/4で済むという利点があるものの
濃すぎるとすぐに崩壊を起こしてしまうため適当な濃さへの調節
が必要で、なおかつ、兵器として使うには固めた材料を
瞬間的にかつ均一に圧縮させる必要があるそうな
技術的に高度なノウハウが必要、ということ。
通常、ウラン型の場合、材料はおよそ最低20数キロ必要で
これを半分にわけておき、爆薬でくっつけて核分裂を
おこさせる、というけっこう単純な方法が使われたそうです
これは広島に落とされたタイプ。
プルトニウムの場合は丸く固めておいて、周囲に爆薬を配置
その圧力で材料を圧縮させる、という方法をとるそうなんですが
このときに均一、かつ、高速に爆縮させるためのノウハウが
必要らしいです。これが長崎に落とされたタイプ。
広島型は単純ゆえに事前の試験もなく1個作ったものを
そのまま落としたそうですが、長崎型の時はちゃんと
爆縮するのか確かめるため同じものを2個作り
1個をテストに使い残りを長崎に、となったとか。
プルトニウムの場合5,6キロあればOKなんだそうです
で、最低必要量があり、なおかつ、そのときの
予想エネルギー量もわかってる、その状況で
今回観測されたデータを考えると・・・ということだとか。
うまく爆縮できずに材料が吹っ飛んだ?
で、水爆の場合、この原爆を雷管にして水素を核融合させる
という原理だそうです、今は雷管に原爆を使用しない
方式を模索中だとか・・・
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